本記事では、X（Twitter）アナリティクスの最新の利用方法について、PC・スマホでの具体的な手順や、アナリティクス画面の各タブで確認できる詳細な統計指標について、分かりやすく解説します。
さくっと5分で読める内容ですので、SNS運用を強化するための効果的なデータ分析手法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
X（Twitter）アナリティクスは無料版では確認できない
X（Twitter）の公式アナリティクスは、以前は無料ユーザーでも解析データにアクセスできましたが、現行の仕様では無料版や有料のベーシックプランでは詳細なデータは確認できません。利用者が本格的なデータ分析を行うためには、XプレミアムまたはXプレミアムプラスへの加入が必須となっています。
また、かつては専用のURLを直接入力することでアナリティクス画面にアクセスできた方法もありましたが、現在はその手法は廃止され、ログイン後の専用画面からのみデータを確認する必要があります。これにより、セキュリティが向上すると同時に、有料プラン利用者向けにより充実したサービスが提供されています。
さらに、公式アナリティクス機能以外に、Social Dogなどの外部ツールを活用することで、さらに細かなデータ解析が可能になる場合もあります。プロフェッショナルなSNS運用を目指す方は、公式機能と外部ツールの両面からデータを活用することも検討すると良いでしょう。
X（Twitter）アナリティクスの確認方法
X（Twitter）アナリティクスの利用開始は、XプレミアムまたはXプレミアムプラスへの加入から始まり、PCとスマホでの具体的な操作方法を順を追ってご紹介します。
まずはXプレミアムまたはXプレミアムプラスに加入する
最初のステップは、XプレミアムまたはXプレミアムプラスへの加入です。
- 公式サイトまたはアプリ内の「設定」メニューへアクセス
ログイン後、「プラン」や「アップグレード」の項目を選択してください。 - プラン内容の確認
表示されるプラン一覧から、XプレミアムまたはXプレミアムプラスの詳細情報を確認し、最適なプランを選びます。 - 加入手続きの完了
クレジットカード情報など必要な情報を入力し、加入手続きを完了します。加入完了後、専用のアナリティクスダッシュボードにアクセスできるようになります。
このステップを経ることで、無料版や有料ベーシックでは提供されない詳細なデータにアクセスでき、SNS運用の戦略を大幅に向上させることが可能となります。
PCの場合
PCからのアクセスは直感的で見やすい画面構成が特徴です。
- 公式サイトにログイン
PCのブラウザでX（Twitter）の公式サイトにアクセスし、ログインしてください。 - 専用ダッシュボードへの移動
ログイン後、サイドバーの「プレミアム＞アナリティクス」リンクをクリックし、専用ダッシュボードに移動します。 - ダッシュボードの確認
概要、オーディエンス、コンテンツなどの各タブがグラフやチャート形式で表示されるため、必要なデータが一目で把握できます。 - データのエクスポート
エクスポート機能を利用して、データをCSVやExcel形式でダウンロードし、さらに詳細な分析を行うことができます。
この手順により、PCの大画面を活かして多角的なデータ分析が可能となり、複数の指標を同時に確認しながら運用戦略を立てることが容易です。
スマホの場合
スマホでもタッチ操作に最適化された直感的なインターフェースで、外出先でも簡単に確認できます。
- 公式アプリまたはモバイルブラウザでログイン
スマホからX（Twitter）の公式アプリまたはモバイルブラウザを使用してログインしてください。 - 専用ダッシュボードへの移動
ログイン後、メニューの「プレミアム＞アナリティクス」リンクをクリックし、専用ダッシュボードに移動します。 - タブの切り替えで情報アクセス
画面上部に表示されるタブをタップして、概要、オーディエンス、コンテンツの各セクションに切り替えます。 - 詳細情報の確認
各タブはタッチ操作で拡大表示が可能なグラフや指標が表示され、直感的にデータを確認できます。 - リアルタイム通知の活用
エンゲージメントやフォロワーの動向については、リアルタイム通知で最新情報を受け取ることも可能です。
スマホならではのシンプルで使いやすいデザインにより、いつでもどこでも効果的にデータを確認でき、急な対応が必要な時にも大変便利です。
X（Twitter）アナリティクスの確認できること
X（Twitter）アナリティクスでは、各タブを通じて多彩な統計情報と詳細な指標を確認することができます。
概要タブ
概要タブでは、全体のパフォーマンスを一目で把握できる情報が集約され、下記の各指標を選択して確認できます。
概要タブは、X（Twitter）アナリティクスにログインした際に最初に表示される主要なセクションです。ここで確認できる指標は以下の通りです：
- いいね
- インプレッション数
- エンゲージメント
- エンゲージメント率
- ブックマーク
- ポスト
- 共有
- 新しいフォロー
- 返信
- リポスト
- プロフィールへのアクセス数
- 動画の再生数
- メディアの再生数
各指標はグラフやチャートで視覚的に表示され、日別、週別、月別などの期間で切り替えることができるため、全体のパフォーマンスや急激な変動を迅速に把握するのに非常に役立ちます。
オーディエンスタブ
オーディエンスタブでは、フォロワーの属性や行動パターンに関する詳細なデータが提供され、以下の各指標を確認できます。
オーディエンスタブは、フォロワーの属性や活動傾向を詳細に分析するための重要なセクションです。ここで選択可能な指標は以下の通りです：
- いいね
- インプレッション数
- ブックマーク
- 共有
- 新しいフォロー
- 返信
- リポスト
- プロフィールへのアクセス数
これらの指標は、フォロワーの行動パターンや反応を視覚的に把握するために、グラフやチャート形式で表示されます。どの要素が最も効果的かを確認することで、ターゲット層に合わせた戦略的なコンテンツ作成が可能となります。
コンテンツタブ
コンテンツタブでは、各ツイートごとの詳細なパフォーマンスデータが、概要タブとオーディエンスタブ両方の視点から確認でき、豊富な指標を備えています。
コンテンツタブは、個々のツイートのパフォーマンスを詳細に分析するための専用セクションです。ここでは、各投稿に対して概要タブとオーディエンスタブの情報が個別に設けられており、時系列データや時間帯別の反応の推移も把握可能です。それぞれ選択できる指標は前述で紹介した内容と同じです。
フィルター機能やエクスポート機能を活用すれば、過去の投稿の成功例や改善点を具体的に分析し、今後の投稿戦略に反映するための貴重なデータを取得することができます。
まとめ
本記事では、X（Twitter）アナリティクスを利用するためにXプレミアムまたはXプレミアムプラスに加入する必要がある理由と、その具体的な操作手順について、PCとスマホそれぞれのケースで解説しました。
また、概要タブやオーディエンスタブ、コンテンツタブで確認できる豊富な指標についても詳述し、各指標の意味や活用方法を分かりやすく説明しました。
これらの情報を基に、SNS運用におけるデータ分析の精度を高め、より効果的なマーケティング戦略の策定に役立てることができるでしょう。
ぜひ、公式アナリティクスと合わせて、必要に応じた外部ツールも活用し、戦略的なSNS運用を実践してみてください。
